体操・杉原愛子が開発 性被害対策と実用性を兼ねた「新型ユニホーム」で業界に新風吹き込む

公開日: 更新日:

 そこで杉原がプロデュースしたのがレオタードならぬ、「アイタード」。馴染みのあるハイレグとは異なり、太もも上部までカバーするように裾がついている。

 体操はユニホームに厳しい規定が設けられているが、これは「国際基準」をクリアしている新モデルだ。性被害対策はもちろん、実用性も兼ねている。

■「レオタード」がスタンダードになりすぎている

「体操と生理は切り離せない問題です。体操では大会中だけでなく、練習中にナプキンをつけていたら、『はみ出しているかも』と不安になる選手は多いはず。それでは演技に100%の集中はできません。アイタードならそんな心配を取り除いてくれます。私も使い始めてからは不安が一切なくなりました」

 東京五輪ではドイツ代表が足首まで裾のあるロングスパッツタイプの「ユニタード」を着用して大きな注目を集めた。しかし、空中で足を掴む際などに手が滑り、大事故につながる危険性は否定できない。

 これを理由に杉原は感心しつつも着用を検討すらしなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性