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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

イニエスタの引退試合を取材しながら2010年南アW杯決勝の値千金ゴールが蘇った

公開日: 更新日:

 欧州では、シニアの草サッカーでも「45分ハーフ」で試合をやっていたことを知っていたし、彼らから「お前らサッカー知っているのか」と言われたような気がしたので敢えて反論は差し控えた。

 ともあれ「サッカーの試合時間に年齢は関係ない」という欧州や南米の常識を改めて痛感させられた日本開催の「エル・クラシコ」だった。

  ◇  ◇  ◇

 引退試合が終わった後は、イニエスタの家族が花束を渡したり、レアルのカマーチョ監督が背中にイニエスタの名入りのユニホームをプレゼントしたり、両チームの選手が代わる代わるイニエスタと一緒に記念の写真をスマホで撮影したり、心温まるシーンが見られた。

 引退セレモニーが始まる前だった。

 コロンビアの歌姫シャキーラが唄った2010年南アW杯公式テーマソング「Waka Waka (This Time for Africa)」が味スタに流れた。

 南アW杯はスペインが初優勝を果たした大会であり、イニエスタはオランダとの決勝戦で延長後半(116分)に右足ボレーで値千金のゴールを決めている。 

「まさか味スタで懐かしのWaka Waka を聞けるなんて……」。大会主催者のイキな演出も予想外で嬉しい驚きだった――。

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