相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?
そんな彼らに追いつけ追い越せで番付を上げているのが2人の若手、いずれも21歳の安青錦と伯桜鵬だ。安青錦は21日、琴桜に敗れるも、一度は引かせて「もしや」の場面を演出。伯桜鵬は結びで初めて横綱と対戦し、腰砕けで自滅したものの、こちらも攻めの姿勢で見せ場は作った。
「入幕2場所目の安青錦はまだまだ発展途上の力士。それでもこの日は琴桜を引かせたように、右肩上がりで成長している。伯桜鵬は以前は技頼みでパワー不足を指摘されていたが、伊勢ケ浜部屋で照ノ富士から体幹を鍛えるように指導されてからはめきめきと力をつけている。いずれも大関候補として申し分ない力士です」(若手親方)
この2人も8勝3敗。現在は安青錦が前頭9枚目、伯桜鵬が同7枚目で、幕内上位に上がるのは時間の問題だ。
健闘するアラサー三役陣に、彼らを下から突き上げる若手有望株。大の里の綱とりだけでなく、こちらの出世争いからも目が離せない。