「『家族の幸せ』の経済学」山口慎太郎著

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 経済学の手法を用いて、結婚・出産・子育てについて考えるテキスト。

 まずは、人はなぜ結婚をするのかという問題について考察。未婚率や初婚年齢が上昇している背景を各データを駆使して分析。女性にとって子供を持つ「暗黙の費用」が大きく上がるとともに、結婚から得られる「分業の利益」が下がっていることが未婚率が上昇している理由だと説く。さらにマッチングサイトの利用者データなども取り上げ、出会いの場が結婚に与える影響やカップルに似た者同士が多い理由などを明らかにしていく。

 他にも、赤ちゃんの出生体重とその後の人生の関係、父親の育休と子供の偏差値の関係など、興味深いデータから、家族がより幸せになるためのヒントを導き出す。

(光文社 820円+税)

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