免疫学の権威断言 「インフル対策にはマスクより水を飲む」

公開日: 更新日:

 インフルエンザが大流行している。東京都は7日、99年の調査開始以来、最速で流行警報を発令した(新型インフルが拡大した09年を除く)。マスクでガードしている人が少なくないが、感染をブロックできるかどうかは、結局、免疫力に尽きる。専門家はどう予防しているのか。免疫学の権威で、東京医科歯科大名誉教授・藤田紘一郎氏に聞いた。

「免疫力は一日の中で波があって、日中に高く、夜間に下がるため、無防備な夜間の対策がカギ。インフルエンザウイルスは、湿度に弱く、加湿器で寝室の湿度を70%にキープしています」

 のどの加湿は、水を飲んでもできる。

「日中は口を湿らす程度の水を20~30分おきに飲む。来客の後に必ず飲むし、夜にトイレで起きた後も飲みます」

 水飲みを実践する小児科医は少なくない。インフルや風邪の患者を診察した後、口に侵入したウイルスを洗い流すイメージだ。

睡眠食事、入浴、運動で防ぐ

 免疫は、ウイルスや細菌と直接戦うNK細胞のほか、腸内細菌も担当する。その役割分担は、腸内細菌が7割。彼らを強化するのが肝心で、それが食事だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?