川村ひかるさん 2つの病気をきっかけに「ABC論」を実践

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 婦人科に行くと、中医学の舌診を裏付ける検査結果が出ました。「子宮を摘出されましたか?」と問われるほど、ホルモン値が極端に低かったんです。

 病名が分かってからは、まず病気を認め、「どうやったら治せるか」に考えをシフトしました。

 最近は男性更年期も多いそうですが、男性も大変でしょうね。気合で乗り切れないだけで自信を失ったり、病気を認めることで社会に置いていかれるような感覚に陥る可能性もありますし……。私がいたグラビア業界も見た目と違って男前な世界で、「自分の代わりはいない」って思って走ってきましたから。男性と同じ感覚ですね。

■「ABC」論を実践

 一番の原因は、経営していた会社の新規事業のストレスでした。なかなか思うように進まなかったんです。結局、新規事業はいったん諦め、タレント業に専念することにしました。

 そして、自分に合う治療法探しに注力しました。相性が良かったのは、漢方の煎じ薬とはり治療とヨガ。よく眠るために、家の中を暗くして目に刺激を与えないようにしながら、靴下と腹巻きで体を温めました。頭に血が上ったら、すぐ冷やす。出先でも冷却ジェルシートを持ち歩き、すぐ応急処置。こうして日々の対処法も身につき、次第に症状が緩和しました。

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