腹痛で命の危機 堀ちえみさん救った“念のため”の胃カメラ

公開日: 更新日:

 手術後は、なんともいえない違和感があり、「無理な動きをするとまれに外れることもある」と言われ、ずいぶんへこみました。リハビリも大変で、一時は「もうステージには立てない」と諦めました。痛みをかばいながら歩いていた時期が長かったために姿勢も変わってしまっていたし、痛みさえ取れればそれで十分だと思っていたんです。

 でも、2016年になってから、主人に「35周年ライブをやった方がいいよ」と背中を押され、今年のライブ開催を決意しました。リハビリに目標ができ、最近はゴルフもできるくらい、すっかり「自分のもの」になりました。もともとポジティブな性格が、膵炎で死を目の当たりにしてから一層プラス思考になりました。小さいことにくよくよ悩んで生きるのは本当にもったいないことです。

 もうすぐライブがあります。心配してくださったファンの方のためにも、歩行困難で苦しんでいる方のためにも、ステージで小走りする私をお見せしたいと思っています(笑い)。

▽ほり・ちえみ 1967年、大阪府生まれ。第6回ホリプロタレントスカウトキャラバンで優勝し、82年に15歳で歌手デビュー。翌年、ドラマ「スチュワーデス物語」(TBS系)で主役を演じ、人気に火がついた。現在は7児の母として、教育や食育に関する講演も多い。3月20日に「品川ステラボール」でデビュー35周年ライブを行う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々