【知覚過敏】歯磨きの方法を変えてみる

公開日: 更新日:

「歯磨きの際は強くこすらないこと。歯肉との境目は、やさしくマッサージするように磨いてください。歯磨き粉は市販の知覚過敏用に替えるのも手です。薬効成分が歯髄神経の表面に薄いバリアーをつくり、刺激が通る細管の入り口をふさいで、外部からの刺激の伝達を防ぐ効果があるといわれています」

 歯のしみる症状は、歯科でのホワイトニングの治療中や治療後にも起こることがあるという。この場合、知覚過敏とは異なり、使用する薬剤が歯に浸透して、神経に炎症が生じて一時的に知覚過敏のような症状が出る。

「並行輸入の通販などでホワイトニングの薬剤を手に入れて、家庭で使う人がいますがお勧めできません。知覚過敏症状が繰り返されているうちに、歯髄炎を起こして神経を抜かなくてはいけない状態まで悪化させてしまうケースもあります」

 30~50代の頃に知覚過敏を経験しても、60代くらいになると症状が出にくくなる。長く刺激を受けている象牙細管は自然と細くなり、2次象牙質が作られるからだという。

「象牙質の硬さには個人差があり、その人に合った歯ブラシの毛の硬さやブラッシング圧が大切です。歯がしみるようなら、歯科できちんと診てもらってください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々