TV番組きっかけに発見 麻倉未稀さん「乳がん」闘病を語る

公開日: 更新日:

 その時は、いろんな検査をして鎮静剤なども打っていたので、「胸に影がある」という話もぼんやり聞いていた感じです。「何かあるんだ。でも大丈夫」と何の根拠もなく思っていました。

 数日後、病院は来週でいいかなと考えていたら、クリニックの方から「今日すぐに来られますか?」と連絡があったんです。そこで初めて「これはただ事じゃない」と焦りを感じました。

 そこから事態はあれよあれよと進んでいきました。途中からは“この流れを止めちゃだめだな”と思いながら決断していた気がします。

■「番組が絡んでわかったことには意味がある」と出演を決意

 東大病院での検査の結果は「悪性」でした。直径2センチ大のがんが2つ、ひょうたん形につながっていて、乳頭の裏にも、もう1つありました。幸いにもリンパ節には達していませんでしたが、「全摘出手術でないと難しい」と告げられました。

 差し迫った問題は「番組出演をどうするか」でした。病気を公表するかどうかは私の判断に任されました。公表しないということは、つまり番組を降板すること。事務所はそれを覚悟していたようです。でも、私は逆に「番組が絡んで病気がわかったことには何か意味があるはず」と考えて出演を決意しました。5月17日に公表して22日が放送日。手術は6月という段取りになったのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは