天井から人が覗いている…幽霊が見えやすい病気と脳のクセ

公開日: 更新日:

 夏は幽霊の季節。

 怪談噺、肝試し、お化け屋敷など幽霊が大人気だ。背景には科学的でないと思いつつも「幽霊を見た」「見たことはないが存在する」「超常現象はある」と信じる人が少なからずいるからだ。なぜ幽霊や超常現象を信じるのか? それには幽霊が見えやすい病気や脳のクセが関係しているという。

 左に比べて右側の脳が優勢な人は幽霊を見やすく、超常現象を信じやすい。チューリッヒ大学病院神経心理学者・ブルッガー氏の仮説だ。

 目隠しをして真っ直ぐ歩いて左にそれる人、紙片の中央に直線を引くように命じられて中央よりも左寄りに線を引く人、「15と3の真ん中の数」と言われて低めの数を答える人……などは右脳が優勢だと言われる。

 ブルッガー氏は幽霊など超常現象を信じる度合いが強い人と右脳優勢の人の関係性を調べ、右脳が優勢な人ほど、超常現象を信じる傾向が強いことを明らかにした。

 人間の右脳は顔認識や創造的思考や視覚的イメージ、音楽など芸術性に優れ、左脳は数学や論理的思考が秀でている。右脳が優勢な人は意味や関連のない出来事やイメージを結び付けてストーリーを作る傾向にあり、それが超常現象や幽霊の存在を信じる根拠になりえると言う。これは仮説だが、脳のクセが幽霊を見せた、というのはありうることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情