著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

病気でも入院できない? そんな時代は目前に迫っている

公開日: 更新日:

「入院を減らして、自宅で病気を治しましょう」――。政府の掛け声は聞こえはいいのですが、要は「そう簡単に入院させない」と言っているようなものです。そんな時代が、目前に迫ってきています。

 今までは平均入院日数を短縮する政策が取られてきました。一般病床で見ると、2000年には24.8日でしたが、16年には16.2日に減っています。そうすることで、病院や病床を増やすことなく、増え続ける患者(その多くは高齢者)を効率良くさばいてきたのです。

 しかしそれも限界に近づいてきました。このままでは財政が持ちません。そこで団塊世代が後期高齢者入りする25年に向けて、政府は大規模な病院・病床再編を仕掛けているところです。一般病床を2割減らそうとしているのです。

 一方、後期高齢者が増えるため、患者は25%ほど増える見込み。入院日数をもっと減らそうとしても、おのずと限界があります。

 そういうわけで、入院は重症患者優先。比較的軽症な患者は通院か在宅診療を選ばなければなりません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    「立花一派」の一網打尽が司法の意志…広がる捜査の手に内部情報漏した兵庫県議2人も戦々恐々

  3. 3

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  4. 4

    「ロイヤルファミリー」視聴率回復は《目黒蓮効果》説に異論も…ハリウッドデビューする“めめ”に足りないもの

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  2. 7

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 8

    元プロ野球投手の一場靖弘さん 裏金問題ドン底を経ての今

  4. 9

    米中が手を組み日本は「蚊帳の外」…切れ始めた「高市女性初首相」の賞味期限

  5. 10

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層