著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

病気でも入院できない? そんな時代は目前に迫っている

公開日: 更新日:

 もちろん医療の進歩によって、多くの病気が在宅でも治療できるようになるはずですが。

 寝たきりや徘徊など、手のかかる老人患者の受け皿としての役割を果たしてきた療養病床については、減らしはしないが、増やしもしません。そのため、今まで以上に入院競争が激しくなります。

 あぶれた患者は、介護施設(こちらも入所競争は厳しいですが)に入れてもらうか、自宅で家族が面倒を見ることになるでしょう。介護ロボットの実用化が待たれます。

 延命治療の廃止も議論されていますし、病院が患者をみとってくれることもなくなるかもしれません。今は病院で最期を迎える人が大勢いますが、それにかかる手間や費用は大変なもの。それに患者の中には「住み慣れた自宅で」という声が増えてきています。在宅みとりは、既定路線になっています。

 今まで便利に使い倒してきた病院のハードルが、これからは次第に高くなっていきます。

 この流れは25年以降も続くため、皆さんも「どこで」「誰に」みとってもらうか(もらえそうか)はもちろん、民間保険の入院特約や入院保険についての考え方も、変えていく必要がありそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    森香澄はピアニストを夢見て練習に打ち込むも、1浪して東京女子大現代教養学部へ…高校は都立新宿

  3. 3

    森香澄には「あざとかわいい」にとどまらない「主役体質」の素質アリ

  4. 4

    キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%

  5. 5

    渋野日向子に「全米女子プロ」逆転出場の道…勝みなみと3年連続タッグでツアー唯一のダブルス戦V狙う

  1. 6

    生田斗真の活躍を見て育った弟・竜聖は川崎の公立中学から中大法→フジテレビへ

  2. 7

    佐々木朗希の選手会脱退が若手逸材に飛び火 「電通が動いているんじゃないか」と広がった疑心暗鬼

  3. 8

    ナショナルズ小笠原慎之介「巨人入り」のウラ…「メジャー昇格の芽なし」の悲しい現実

  4. 9

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  5. 10

    高市事務所が選挙ネット戦略で手だれに接近のナゼ…中傷動画作成・拡散のキーマン松井健氏の“意外な実績”