ハゲにも影響…50代の男性ホルモンは20代の半分に減少する

公開日: 更新日:

「とはいっても、テストステロンは女性でも、男性の5~10%程度ですが副腎や卵巣から分泌されており、同様に積極性や性欲にも関係します。いわゆる“肉食系”といわれる男勝りのヤリ手の女性は、テストステロン値が普通の女性より高いかもしれません。いずれにしても“元気の源”のホルモンといえます」

 ところが男性の場合、分泌量は20代をピークにゆるやかに落ちていき、50代では半分ほどに減少する。そうなると女性の更年期障害と同じような状態になる場合がある。イライラ、抑うつ、寝汗、不眠、頻尿、耳鳴り、勃起障害、性欲低下など、さまざまな症状が出る。

「治療では、ホルモン補充療法がありますが、男性ホルモンを増やすと前立腺肥大や前立腺がんのリスクになるので、きちんと専門医を受診すべきです。また、夜にスマホやパソコンでブルーライトを浴びると男性ホルモンが低下します」

 男性ホルモンは、男性型脱毛症(AGA)にも影響する。テストステロンが変換されてつくられるジヒドロテストステロンが原因になるからだ。処方薬のAGA治療薬は、その変換を阻害する薬だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較