著者のコラム一覧
小宮孝泰

1956年、神奈川県小田原市生まれ。明治大学卒。80年、渡辺正行、ラサール石井と「コント赤信号」でTVデビュー。91年に佳江さんと結婚。2001年、31歳の佳江さんに乳がん発症。12年に永眠。今年9月に、出会いから別れまでの出来事をつづった「猫女房」(秀和システム)を上梓。

<6>尾崎豊を歌わない「大ファンの妻が怒り出す」

公開日: 更新日:

 佳江さんと結婚する前、小宮さんは知人との飲み会の流れで彼女とカラオケスナックに行ったことがあった。

 熱唱したのが、尾崎豊の「I LOVE YOU」だ。

「僕が『I LOVE YOU~』と調子に乗って歌っていたら、彼女が『私の尾崎を汚さないで』とぷりぷりと怒りだしたのです。彼女は尾崎豊(1992年死去)の大ファンで、結婚した時も実家からびっくりしちゃうくらいCDを持ってきた。尾崎は僕がニッポン放送でラジオのパーソナリティーの一員を務めていた頃にたびたびゲストとして登場してくれ、まんざら知らない人でもない。ただ妻にとって尾崎豊は、不慮の死を遂げた後もずっとあの尾崎豊のままでした。ですから結婚後に『十七歳の地図』や『卒業』を私は二度と歌いませんでした」

 そんな佳江さんは「桃太郎侍」をテレビで見るのも好きだったという。

「四国に彼女の父方の祖父母が住んでいて、小学生の頃までは夏休みなどの休暇には里帰りすることもあったようで、そこでおばあちゃんと一緒に高橋英樹さんの『桃太郎侍』を見て好きになったらしいのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった