【肛門】500万人以上が悩む…便失禁を防ぐ3つの生活習慣

公開日: 更新日:

「最も多いのは、肛門を締める筋肉(内肛門括約筋)が加齢によって弱くなって起こる漏出性便失禁。自然分娩で出産した女性も肛門括約筋や神経がダメージを受けると起こりやすく、初産では約10%の人に便失禁が起こるようです。複雑な痔ろうや直腸がん手術で、肛門括約筋を切るようなケースでも便失禁のリスクが高くなります」

 肛門括約筋や神経に問題がなくても、過敏性腸症候群で直腸の知覚過敏があると切迫性便失禁を起こしやすくなる。

 また、脳梗塞糖尿病の発症による神経障害が影響して便失禁を起こす場合もあるという。

 では、便失禁を防ぐには、生活でどんなことに注意すればいいのか。便失禁の治療で指導している生活習慣の改善は、主に「排便」「運動」「食生活」の3つ。これらは痔の予防にも共通することが多い。

 排便で最も大切なことは、便意を感じたら我慢せずにトイレに行き、排便する習慣をつけること。長い時間便座に腰かけていきむのは良くない。運動習慣は腸の動きを良くして排便リズムを整えてくれる。ウオーキングなど無理なく継続できる運動を習慣にしよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」