その時が来たと手術を決断…島津悦子さん語る変形性股関節症

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 さらに、膝を胸に近づける“体育座り”もNG。だから爪切りや靴下をはくときは、男性のように股関節を外側に開いたあぐらのような姿勢が基本です。術後はじめて靴下がはけたときは感動しました。股関節をあまり曲げられないので手が届かない中、マジックハンドのような補助具を使ってでしたけれど、靴下がはけるだけでこんなにうれしいんだと思いました。ともすれば忘れがちなことですけれど、今回改めて何げない日常生活への感謝を教えられました。そして、周囲の人の優しさに触れたことが大きな収穫でした。

 17年前に脳内出血で右半身麻痺になって車いす生活を送っている主人の気持ちや大変さも少し分かった気がします。

 実は入院中にステージに立ったときの車いすは、主人にお願いして借りた電動車いすでした。何度か乗ったことがあったので扱い方はお手のもの。ステージを所狭しと走り回って、お客さまに笑っていただきました。

 お客さまの中にも人工股関節置換手術をした先輩方が意外と多くて、アドバイスをいただいたり、「勇気が出ました。手術します」という声もありました。共有できるいい話題になっています。ネタとしても「このたび、手術しました。顔じゃありませんよ。整形ではなく整形外科の手術をいたしました」なんて言って、みなさんに笑っていただいています。

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