著者のコラム一覧
江部康二高雄病院理事長

1950年、京都府生まれ。京都大学医学部卒。高雄病院理事長(内科医、漢方医)。日本糖質制限医療推進協会代表理事。近著に「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」(ダイヤモンド社)がある。

同級生から「何で江部だけがそんなに元気なのか」と驚かれる

公開日: 更新日:

 17年前から「食べトレ」(糖質制限と半日断食)を始めた江部先生は同窓会で同級生から「何で江部だけが、そんなに元気なんだ」と驚かれるのだという。

「私は69歳ですが、身長は年をとっても縮んでいません。歯は全部残っていて、歯周病もありません。視力も良く、『広辞苑』の小さな文字も裸眼で読めます。聴力の低下もありません。毎日7時間睡眠で、夜中に尿意で目覚めることもありません。定期的に飲んでいる薬もなければ、サプリメントとも無縁です。コレステロール値も中性脂肪値も、基準値に収まっています。今も朝立ちします(笑い)。下品に思われるかもしれませんが、朝立ちは動脈硬化、内臓疾患、うつなどのバロメーターにもなりますから、バカにしてはいけません。これらはみんな食べトレのおかげなのです」

 江部先生が理事長を務める高雄病院(京都市)の患者だった61歳の男性は10年前に食べトレを開始。半年で糖尿病の判定基準となるHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が11・8%(6・5%以上で糖尿病型と判定)から5・6%に下がり、386㎎/デシリットルもあった空腹時血糖値(100㎎/デシリットル以上が特定保健指導の基準値)も正常値に。HDLコレステロールは40㎎/デシリットルから80㎎/デシリットルへ増加し改善。体重も10キロ減量したのだという。そして、視力が1・5にまで回復したというから驚く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった