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江部康二高雄病院理事長

1950年、京都府生まれ。京都大学医学部卒。高雄病院理事長(内科医、漢方医)。日本糖質制限医療推進協会代表理事。近著に「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」(ダイヤモンド社)がある。

糖質制限中…控えるべき食品と摂るべきメニューとは

公開日: 更新日:

 内臓脂肪を落とすのに重要なのは糖質を控えること。朝食抜きの半日断食との組み合わせで行うのだが、内臓脂肪が劇的に落ちるだけでなく万病も遠ざけるのだという。半日断食とは、前日の夜から翌日の昼まで食事を控えることだ。

「糖質制限は極めてシンプルです。ご飯、パン、麺類などの主食、それにお菓子や甘い清涼飲料水などに含まれている糖質の摂取をできる限り控え、糖質がほぼ含まれていない肉類、魚介類、卵、豆腐や納豆などの大豆食品、野菜やキノコ類、海藻類などをしっかり食べるだけ。主菜、副菜、汁物から、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった糖質以外の必須栄養素とエネルギーを取ります。糖質制限ではご飯をカットしますから一汁三菜だけでは摂取量不足で低エネルギーに陥る恐れがあります。そこで、一汁四菜を基本とします」

 では、3大栄養素のひとつ、糖質は取らなくても大丈夫なのか?

「タンパク質には必須アミノ酸、脂質には必須脂肪酸がありますが、これらは体がつくることはできないので食べ物から摂取する必要があります。一方、必須糖質はありません。人の体には、必要なブドウ糖を体内でつくり出す糖新生という仕組みが備わっていて、糖質制限をしても健康に悪影響は及ぼしません」

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