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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

抗生物質の処方4割が不適切「薬剤耐性菌」による死亡原因に

公開日: 更新日:

 医師が処方する抗生物質の43%は、不必要または不適切な場合に処方されているという調査結果が発表され、波紋が広がっています。抗生物質の過剰な処方はすでに世界で大きな問題を引き起こしていますが、薬剤を無駄にしているのはもちろん、抗生物質が効かない薬剤耐性菌の出現の大きな原因になっていると考えられているからです。

 抗生物質はバクテリア(細菌)を死滅させたり、増殖を防いだりする。つまりバクテリアが原因の病気に効果があります。ところがバクテリアではなく、ウイルスによるインフルエンザや普通の風邪に対しても不必要に処方されることが多いと調査は指摘しています。

 米オレゴン州立大学で行われた調査では、2015年に医師の診察を受けた2万8000件のケースを分析しました。抗生物質は全体の13%の患者に対し処方され、その57%が適切に処方されていましたが、25%は上気道のウイルス性感染症など、バクテリア感染とは関係ない病気に対して不必要に処方。残り18%は処方の理由に関して十分な記録が残されていない不適切な処方だったとしています。

 これを全米規模の数字に換算すると、実に2400万通もの不必要または不適切な抗生物質の処方箋が出されていることになります。 

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