著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

黒ずんでいるのは遊んでいるから?ムダ毛は本当にムダ毛?

公開日: 更新日:

 男性って、女性の容姿だけでなく、性器についても口出す人が多いなぁ、と本当に思うのです。

 デリケートゾーンの黒ずみに効く商品はとても売れるそうです。性器の整形も、恋人や夫の言葉がきっかけで、というケースは少なくない。「(性器の)色が黒ずんでいる」「(性器の)形が変わっている」「陰毛が濃い・長い」といった言葉は、男性にとっては何げなく口にした「単なる感想」かもしれませんが、言われた方は傷つきます。そのショックからセックスに拒否感を抱くようになり、セックスの痛みとなって表れるケースは珍しくありません。

「遊んでいるでしょ」と恋人から言われた……と落ち込んでいる女性の話を耳にしたことは、一度や二度ではすみません。「遊んでいる」という根拠は、外性器の黒ずみ。でも、セックスの回数と性器の色は無関係。その人の肌質、または股の締め付けの強い服装で衣類と外性器が擦れることが黒ずみの原因です。

「ムダかどうかは、自分で決める。」とムダ毛と呼ばれる体毛処理を、自分で自由に決めていいと広告を打ったのは、カミソリで有名なメーカー貝印。女性は脇の下やスネの毛の処理をマナー、もしくは処理を忘れていると男性から指摘されることがしばしばあり、自分自身で必要と感じていなくても「処理の義務」が潜在意識としてあります。なんとなくみんな処理しているし、マナーだからと実行している。お化粧もそうですね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋