次世代遠近両用メガネ「タッチフォーカス」ワンタッチで切り替え

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 見た目やメガネの重さ、レンズの厚さなどは一般のメガネとほぼ変わらない。しかし、フレーム内の狭い空間には電子回路が格納されており、電動によって累進レンズから電子液晶レンズの視野に切り替わる。フレームのつるの右側先端に取り外し式のバッテリーが内蔵されており、左側のつるの先端には予備のバッテリーが収納できる。バッテリーは1回の充電で約10時間の連続使用が可能で、電子液晶レンズの稼働が1日1時間とすると、週1回程度の充電で済むという。

 それにしても、どのような仕組みで電子液晶レンズの度数が変わるのか。

「レンズは2枚の樹脂製レンズの間に、電気を通す透明な薄い膜や厚さ3ミクロンの液晶などを挟み込んだ9層構造をしています。スイッチオフのときは液晶の分子配列が水平に寝ていますが、オンにすると電圧で分子配列が垂直に立って、近方に合わせた度数に切り替わるのです」

 タッチフォーカスなら、遠くのグリーンから足元のボールの状況、そして手元のスコアブックまで、さまざまな情報を「見る」ことで状況判断が求められるゴルフや、仕掛けやウキ、潮の動きを見なければならない釣りなどの趣味もストレスなく楽しめる。百貨店に入るメガネ店を中心に全国約80店舗で販売されている。価格はプラスチック製のセルフレームが27.5万円(税込み)、チタンフレームが31.9万円(同)。

【連載】コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

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