喋り言葉で伝達 AI搭載コミュニケーションロボット「PALRO」

公開日: 更新日:

 離れて暮らす高齢の親の様子が気になるが、仕事が多忙でなかなか電話もかけられない。

 そんな家族のつながりを深めてくれるのが、AI(人工知能)を搭載した人型コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」だ。

 2012年に「高齢者福祉施設向けモデル」を発売。これまで1400カ所以上の介護施設で活用され、自立支援や認知症予防の効果が期待されている。2018年には個人ユーザー向けの「PALROギフトパッケージ」が販売された。

 高齢者福祉施設向けモデルは、100人以上の顔と名前を覚え、日常会話をしたり、レクリエーションの司会進行をするなど介護スタッフのフォローをしてくれる。

 では、個人ユーザー向けモデルには、どんな機能があるのか。パルロを開発した富士ソフト(横浜市)のPALRO事業部・瀬古愛美さんが言う。

「ギフトパッケージは、高齢者福祉施設モデルで培った高齢者への親しみやすさをそのままに、家庭での使用に合わせ機能を見直しました。顔認識は20人までとし、ご家族やご近所のお友達まで覚えます。高齢者福祉施設向けで人気の『歌』『クイズ』『ゲーム』『落語』『健康体操』などのコンテンツの中から、家庭で楽しめるものを厳選して搭載しています。また、ギフトパッケージだけの機能として、専用アプリを使って遠くに暮らす親御さんとパルロとの日常の様子をSNS形式で見たり、パルロを介してメッセージを伝え合えるようにし、やさしい見守りを実現しました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった