今もお腹に人工メッシュが…猫ひろしさん「鼠径ヘルニア」を振り返る

公開日: 更新日:

 体は丈夫な方だと思っていましたし、怖がりなので健診も定期的に受けて41歳まで何事もなくきたので、どこかで「自分は大丈夫だ。特別だ」と思っていたところがありました。でも41歳って厄年でしょう? それまで厄年なんてまったく信じていなかったのに、そこから信じるようになりました。やっぱり、人はこのくらいの年齢で節目がくるのだと長い歴史の統計が物語っている。自分にもそういうのがくるんだなと。猫だけど……。

 若いときと同じ練習量だとケガをしやすくなるし、練習しすぎて免疫力が落ちて風邪をひくパターンも多くなり、無理をしないようになりました。トレーナーにも「休むのもトレーニングのうち」と言われています。

 それでも平均30キロは毎日走っています。距離的には田舎のタクシーぐらい(笑い)。カンボジアでは、ひとりで走っていると犬に追いかけられますけど、日本はそういうことがないから走りやすいです。

(聞き手=松永詠美子)

▽猫ひろし 1977年、千葉県生まれ。大学卒業後、お笑い芸人となりテレビなどで活躍。バラエティー番組のマラソン大会をきっかけに走り始め、2011年にはカンボジア国籍を取得し、16年リオ五輪の男子マラソンにカンボジア代表として出場し、完走を果たした。現在もランナーとして世界大会に出場している。本気で取り組んだリオ五輪までの6年間に密着したDVD「NEKO THE MOVIE」が発売中。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束