市川真由美さんが語るがんとの闘い「こんな体になっても生きなきゃダメ?」と毎日泣いていた

公開日: 更新日:

 でも2年間薬を飲み続けた後、急にパ~ッと“もや”が晴れたのです。なぜだかわかりません。断薬しながらしばらく通院して社会復帰となりました。先生いわく「幼少期のつらい経験が出てきたのかもしれないね」とのこと。じつは私、実の母親に虐待されていたのです。その上、私が5歳のときにその母が家で首を吊るのを目の当たりにしました。

 父の実家に引き取られて大事に育てられた後、3回目の母が来てからはその母に支えられています。だから今、自分の家族をすごく大事にしているんです。

 余命宣告を受けたのは、うつ病が治って上の子が大学に入学した42歳のときでした。3人目の子を流産してしまい、その後すぐに子宮頚がんの再発がわかって手術をすると、「だいぶ進行している」とのことで転院を勧められ、そこで「今年いっぱい持つかな」と告げられました。

 この年は本当に大変で、じつは夫もその頃、彼の父との関係でノイローゼになって2年寝込んでいたんです。ですから手術までの間に遠くに住んでいる私の弟に、もしものときのお葬式の手配や小学3年生だった下の子(女子)のことなどをお願いして、生命保険のお金を計算したりしました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か