市川真由美さんが語るがんとの闘い「こんな体になっても生きなきゃダメ?」と毎日泣いていた

公開日: 更新日:

 排尿と排便を自力でできるようにリハビリして、1カ月後に退院しました。でも3日目に腸閉塞を起こして再び緊急入院。子宮の手術時間が長かったので、腸が癒着しやすくなってしまったようです。以来、疲れると腸の動きが鈍くなって、毎年のように腸閉塞になってしまうんです。

 退院時は車椅子でした。家でも排尿は毎回叫びながら、いきんでやっと出す感じ。便は下剤を使うので滝のようだったりして常に痔の状態です。1年間はおかゆしか食べられませんでした。

 ただ、休んでもいられないので勤めていた会社に杖をついて行ったら、「そんな人は置いておけん」とクビ。土壇場で個人事業主の届け出を出しておいて本当によかったと思いました。

 3年前の乳がんは、胸がかゆくてかいていたら、しこりを感じたのが発見の経緯です。初期でしたが、左乳腺を摘出して10年間のホルモン療法の最中です。リンパも切っているので、いずれ左腕も浮腫になりそう。

 乳がんもそうですけど、子宮頚がんからの腸閉塞やリンパ浮腫で、私と同じような人はいっぱいいると思うんです。みんなに元気になってほしい。私が今、こんなに元気なのだから。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり