全国20カ所以上で活躍「心房細動診断AI」は何が凄いのか

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「このAI解析システムは、健常者や心房細動患者さん約2000人分の心電図データ(1人当たり10万心拍以上のデータ)を使い、心電図波形から心房細動を自動診断できるアルゴリズムを利用しています。このシステムに心電図データを読み込ませると、心房細動の発作が起きていた箇所を示します。診断精度は98%なので、専門医でなくても治療につなげることができるのです」

 このAIは、大量のデータから自動的に特徴などを抽出・分析する「ディープラーニング(深層学習)」という技術を応用している。しかし、ディープラーニングには、なぜその答えが出たのか、その根拠が分からず、モデルがブラックボックス化する課題がある。

 同社開発のAIの場合は、高精度で心房細動を検出するだけでなく、診断根拠を提示できるのが特徴。非専門医でも診断の根拠になる特徴を知っていれば、確実な診断につなげられるわけだ。

「さらに、過去の心電図データの発作を読み取るだけでなく、発作が起きていない正常とされる心電図の中から、心房細動の発作を予測するタイプのAIも開発中です。これは『兆候検出』といって、心房細動を起こしやすい体質かどうかを判定してくれます」

 新しいタイプのAIは現在治験中で今年5月には終了し、承認申請を行うという。

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