全国20カ所以上で活躍「心房細動診断AI」は何が凄いのか

公開日: 更新日:

「このAI解析システムは、健常者や心房細動患者さん約2000人分の心電図データ(1人当たり10万心拍以上のデータ)を使い、心電図波形から心房細動を自動診断できるアルゴリズムを利用しています。このシステムに心電図データを読み込ませると、心房細動の発作が起きていた箇所を示します。診断精度は98%なので、専門医でなくても治療につなげることができるのです」

 このAIは、大量のデータから自動的に特徴などを抽出・分析する「ディープラーニング(深層学習)」という技術を応用している。しかし、ディープラーニングには、なぜその答えが出たのか、その根拠が分からず、モデルがブラックボックス化する課題がある。

 同社開発のAIの場合は、高精度で心房細動を検出するだけでなく、診断根拠を提示できるのが特徴。非専門医でも診断の根拠になる特徴を知っていれば、確実な診断につなげられるわけだ。

「さらに、過去の心電図データの発作を読み取るだけでなく、発作が起きていない正常とされる心電図の中から、心房細動の発作を予測するタイプのAIも開発中です。これは『兆候検出』といって、心房細動を起こしやすい体質かどうかを判定してくれます」

 新しいタイプのAIは現在治験中で今年5月には終了し、承認申請を行うという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道