著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカで新たなEG.5対応コロナワクチンが認可され接種スタート

公開日: 更新日:

 コロナ感染がじりじりと上昇する中、アメリカでは新たなワクチンが認可され、9月中旬から接種がスタート。しかしどれほどの人が接種するかは未知数です。

 FDA米国食品医薬品局は9月12日月曜日、ファイザー社とモデルナ社に対し、オミクロン派生型で感染の多くを占めるEG.5に対応するワクチンを認可しました。CDC米国疾病予防センターは、生後6カ月以上のすべてのアメリカ人に接種してほしいと発表しています。

 このワクチンもこれまでと同様、感染した場合の重症化を防ぐものです。特に65歳以上の高齢者や免疫疾患がある人、また前回の予防接種または感染から数カ月が経っている人には、早めの接種が呼びかけられています。

 ただし実際にどれほどの人が接種するかどうかは別の問題です。前回のワクチンを受けたのは全人口のわずか2割でした。今回さらに加わったネガティブな要素は、これまで全てのアメリカ人に対し無料だったのが、緊急事態の解除により有料になったことです。

 もちろん保険は適用されますが、アメリカには無保険者が2800万人もいます。彼らが無料で接種を受けられる特別プログラムもありますが、どれだけ周知されているかには疑問の声もあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ