著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

10人に1人は罹患する「腎結石」は生活習慣病? 栄養学専門誌で研究報告

公開日: 更新日:

 最近、患者数が増えた病気はたくさんありますが、肥満糖尿病などとともに、急激に増加しているのが「腎結石」です。その名の通り腎臓に石のような塊ができて、尿の通り道である尿管などに詰まると、激しい痛みの発作を起こします。石によって腎臓の働きが低下することもあります。

 1995年から2005年の10年間で1.6倍(日本の調査)に増えていますし、人口の10人に1人(海外のデータ)は、その生涯で腎結石になると試算されています。再発が非常に多いこともこの病気の特徴です。

 腎結石はなぜこのように増えているのでしょうか? 石の成分はカルシウムが多いのですが、カルシウムをたくさん取ったからといって、それだけで腎結石になるわけではありません。むしろ適度にカルシウムを取ることは、腎結石の予防になるというデータもあるのです。

 じつは腎結石は生活習慣病と関連があり、今年の栄養学の専門誌に、興味深い研究結果が報告されています。アメリカで大規模な健康調査のデータを解析したところ、砂糖などの甘味料を多く取っている人は、少ない人と比較して、腎結石の危険性が40%近く増加していたのです。どうやら肥満や酸化ストレスによる尿の炎症が、結石をつくる大きな原因になっているらしいのです。

 腎結石を予防するためには、生活習慣を改善することが何より大切であるようです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網