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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

夜、眠るときに必ず夢を見るのは「脳が完全に休めていない」ことの表れ

公開日: 更新日:

 来年の1月にまた弊クリニックで脳波検査を行う予定です。それで、おそらく脳波の興奮状態はある程度治まるはず。脳波が安定すると、記者さんが3~4年に一度必ず繰り返すという「3日間寝込んでなにもできない状態になる」ようなひどい片頭痛も起こりにくくなると思われます。

 記者さんからひとつ質問がありました。「眠るときに音楽を聴いているのですが、これはどうでしょう?」と。私は「脳には刺激になります。睡眠時間以外ならいいですが、睡眠時はやめておきましょう」とアドバイスをしました。片頭痛持ちの方は、眠る際は無音で眠ることを推奨します。

 さて、真夏に彼女が起こしたひどい片頭痛ですが、今回は39度近い熱が原因で、ひどい頭痛を引き起こしたのではないかと思います。脳というものは熱にとても弱い。高熱を出した人の脳波をチェックすると、通常の倍ぐらいの波形を示します。

 記者さんによれば、子供の頃から少し疲れると熱を出すタイプ。特に今年の酷暑で体内に熱がこもっている感覚が長くあったそうです。

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