認知症の親が施設入居を拒否するのはなぜか…具体的な促し方は?

公開日: 更新日:

 軽度のアルツハイマー型認知症の70代男性は、「まだ自分は施設に入るほどボケていない」と施設入居を拒んでいました。同居する奥さまからある時、「体調を崩して入院が必要になり夫の介護が難しい」と相談を受けました。そこで、外来の際「○○さんはまだしっかりしていて施設に入る段階ではないけど、奥さんがしっかり休養できるよう施設に入るのはどうですか」と伝えたところ納得し、ショートステイを数回繰り返したのち施設への入居に至りました。

 プライドが高く、自分が行く必要がないと思っている人であれば、自分のためではなく、家族のために協力してほしいと工夫した声掛けが有効です。

 何度も入居を拒否されると家族は焦るでしょう。本人の抱える不安や思いをよくヒアリングし、寄り添った促し方を心掛けると、意外とスムーズに進むかもしれません。

▽來村昌紀(らいむら・まさき) 和歌山県立医科大学、千葉大学大学院卒業後、和歌山県立医科大学付属紀北分院脳神経外科助教、千葉中央メディカルセンター脳神経外科を経て、2014年らいむらクリニック開設。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒