職場で私を待ってくれている人たちの存在が心の支えになっている

公開日: 更新日:

山本和男さん(66歳)=若年性突発性関節炎(若年性リウマチ)

 現在は、市内のNPOでいろいろな障がいがある方々の生活を支援する仕事に就いています。

 これまでの経験が仕事をする上での基盤となっていることは幸いに思います。先天性や突然の病気の発症と共に生活する上でのアドバイスなど、少しはお役に立てていられればと。

 私自身は今も、痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返しています。原因の一つに仕事からくる疲労もあります。しかし、朝起きて自身がしなくてはならない仕事が、そして人が待っていることの意味は大きい。起床時にある強いこわばりから一日のスタートを切るため、背中を押してくれます。

 以前は、毎朝通勤される人の姿を憧れをもって、窓から眺めていました。その時の苦しさから比べれば何でもありません。職場の玄関に立った時、いろいろな思いが頭を巡りますが、仕事をする中で、次第に体調が回復するのは不思議です。懸命に支えてくれた両親を見送り、今は一人で暮らしています。そんな中にあって、多様な方たちと接することができることは今の私の支えになっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声