負担を減らす介護法「ユマニチュード」では相手にどう触れればいい?

公開日: 更新日:

 最後は「立つ」です。二足歩行をしている人間にとって、自分の足で立って歩き、行きたい場所へ向かったり嫌な場所から逃れるのは生きる上での尊厳ともいえます。1日20分立つ動作を取り入れると寝たきりを防げると提唱されています。イスやベッドから立ち上がってズボンをはいてもらったり手すりに掴まりながらシャワーを浴びるなど、なるべく立つ時間を設けるよう意識して介護を行いましょう。

 ただ、いざ家族に対してユマニチュードを行おうとしても、気恥ずかしさから実践するのが難しいと感じる方が少なくありません。その際はユマニチュードの技法を学んだ訪問看護師らに間に入ってもらい一緒に行うと、徐々に抵抗感が軽減されるかもしれません。見つめ合うのが難しければ、そっと相手の肩に触れることから始めてみるといいでしょう。

▽濵優理(はま・ゆり) 山梨県立看護短期大学卒業、1998年山梨医科大学付属病院勤務、2000年島田市民病院勤務を経て、05年から現在の諏訪赤十字病院勤務。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状