シミを消したい! 治療を受けるなら押さえておきたいポイント

公開日: 更新日:

 シミの種類を探るには、シミができた時期、場所、色調、形態、色が濃くなる時はあるか、家族歴、日光によくあたる趣味があるか、服用している薬など、患者が語るエピソードが大きなヒントとなる。鑑別がつきにくければ、画像診断機を用いることもある。

「顔にできたシミの種類が全て同じであるとは限りません。その場合、例えば『頬の下のところにある大きいシミは日光黒子だからレーザー治療。上頬の両側にできたシミは肝斑だから内服薬と美白剤』と場所によって治療法を変えます」

 また、肝斑かADMか、画像診断機を使っても鑑別がつかないケースでは、まずは肝斑の治療をし、様子を見てADMが疑われるようならレーザー治療を検討することも。

「シミ治療には、紫外線が多い時期を外してやった方がいいものもあります。その時期に応じた治療を行うことも必要」

 いずれにしろ、医師の腕が問われる。近年、シミ治療で問題となっていることの一つは、皮膚がんの見逃し。経験の浅い医師が十分な診断なしにシミ治療を行い、なかなか良くならず、挙げ句の果てには大学病院で「シミではなく皮膚がんだった」と判明するケースだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪