マジシャン矢神潤さんは白血病など4回の命の危機を乗り越えた

公開日: 更新日:

 白血病を克服して11年経った2016年、46歳の時、仕事もマジシャンの活動も順調で楽しく過ごしていたある日、夜中に胸の激痛で起こされました。「どうした?」と思いながらも朝までなんとか我慢して病院に行こうと思っていたら、妻に「すぐ病院に行こう」と言われ、病院へ。検査を受けたところ、「急性心筋梗塞です」と言われ、そのまま緊急手術となりました。この時も「朝まで我慢していたら間違いなく命を落としていた」と言われました。

 3時間の手術の甲斐あって命が助かり、1年半の自宅療養を経て、仕事とマジシャンの復帰を果たしました。

■時には自殺を考えたことも…

 そしてまた大病を発症することに……2018年、48歳の時、克服したはずの白血病が再発したのです。この時は首のリンパ節が腫れており、血液検査をしたところ血液データに異常があったので、ひと目見て「白血病かな?」と思い、紹介状を書いてもらって総合病院で検査を受けたら、やはり急性骨髄性白血病でした。

 1回目の白血病から13年経って再発とは……とショックは大きかったです。でも、必ず克服して元気になると誓い、病気に立ち向かうことにしました。ただ、2回目の白血病、おまけに心筋梗塞まで経験していることから治療は体にかなり負担がかかり、予期せぬことが起こるケースもあると言われていました。この時も姉にドナーになってもらい、末梢血幹細胞移植をしました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも