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酒向正春ねりま健育会病院院長

愛媛大学医学部卒。日本リハビリテーション医学会・脳神経外科学会・脳卒中学会・認知症学会専門医。1987年に脳卒中治療を専門とする脳神経外科医になる。97~2000年に北欧で脳卒中病態生理学を研究。初台リハビリテーション病院脳卒中診療科長を務めた04年に脳科学リハビリ医へ転向。12年に副院長・回復期リハビリセンター長として世田谷記念病院を新設。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(第200回)で特集され、「攻めのリハビリ」が注目される。17年から大泉学園複合施設責任者・ねりま健育会病院院長を務める。著書に「患者の心がけ」(光文社新書)などがある。

高齢者が健康を保つ「栄養」と「食事」で大切な基本はなにか

公開日: 更新日:

「今後の健康を保つためにはどんな食事がいいのでしょうか?」

 ある60代の方からこんな質問がありました。また、80代の方々からも「80歳を越えましたが、どんな食事をとれば健康を維持できるのでしょうか?」といった質問をよくいただきます。

 2025年は巳年です。新年から自分の殻を脱ぎ、適切な体重と体づくりを知って、健康増進を進めるチャンスです。そこで、今回は高齢者の食事と栄養の基本についてお話しします。

 第1に大切なのは「自分にとっておいしいと感じる食事をとること」です。第2に「現在の体重と健康状態から今後の栄養計画を考えること」。第3に「自分の体に適切なタンパク質の必要量を知ること」。第4に「健康的な食事やカロリー量を知ること」です。

 まず、毎日「食事がおいしい、楽しい」と感じると幸せな気持ちになれます。そのためには、「お腹がすく」必要があり、そこで、規則正しい食生活のリズムをつくることが重要なのです。

 私が好きな食べ物はカレーライスとお好み焼きですが、健康のためには好きな物ばかりを食べるわけにはいきません。バランスよく栄養が取れるように1カ月単位で食材と栄養をざっくりと調整して体重を管理する必要があるのです。

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