黄色い鼻水は放置してはいけない…風邪や花粉症から副鼻腔炎へ

公開日: 更新日:

 風邪、コロナ、インフルエンザ感染症が流行している。もう少しすれば、花粉も飛散し始める。注意したいのは副鼻腔炎だ。アレジオ銀座クリニック(東京・築地)の呉孟達院長に話を聞いた。

 昨年末、記者は風邪から肺炎になった。内科クリニックで抗生物質の点滴治療を受けたのだが、点滴最終日の夜に鼻の横部分が痛いことに気がついた。

 いままで感じたことのない猛烈な痛みで、前歯を磨く際にも激痛が走る。上の奥歯にも鈍痛があった。処方された抗生物質がまだ残っていたので、服用しているうちに治るのではと自己判断。実際3日ほどで治まったが、果たしてこれでよかったのだろうか。

「急性副鼻腔炎かと推測されますが、まず何より自己判断は禁物です。治ったと思っていても、鼻の中に膿が残っている可能性がある。風邪ウイルス感染の次に細菌感染症になり、鼻水が化膿し始めると急性副鼻腔炎が長引き慢性化してしまうこともあります。1年間で3~4回、急性副鼻腔炎を繰り返した場合、症状が慢性的に続く慢性副鼻腔炎に移行する可能性が大きくなります」(呉院長=以下同)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?