著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

薬学部志望の学生が激減… 薬剤師の魅力を高める対策が必要

公開日: 更新日:

 たとえば、武庫川女子大学は24年度から薬学科の定員を半減し、少人数教育を強化する方針を打ち出しました。しかし、こうした改革が全体の流れを変えるには至っておらず、今後も厳しい状況が続くことが予想されます。

 薬学部は、医療現場で重要な役割を担う薬剤師を育成する場であり、その教育の質と持続可能性を確保することが必要です。薬学部の未来を考える上で、教育内容の充実と職業の魅力を両立させる施策が求められています。たとえば、医療DXなどの新しい分野への対応を強化し、薬剤師の役割を広げることで、志願者の関心を引き戻すことができるかもしれません。

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