親のおむつを選ぶうえで知っておくべきこと…親の気持ちを理解する
最後にとても重要なこと。それはおむつを使わなければならない親の気持ちをよく理解してあげることだ。誰だって好きではくわけじゃない。いくらピッタリフィットの漏れのないおむつをはいていても、そのまま排泄してしまうことへの抵抗感が常にある。いくら吸収力の高いものを使っていても、すぐに交換し清拭しないと不快でたまらない。
看護や介護の実習ではこうした気持ちを理解するため、自らおむつをはき、そのまま排泄体験を行うことがある。初めて体験する人がまずぶち当たる壁が、並大抵のことでは乗り越えられないこと。ようやく排泄できても自尊心は傷つき、それを他人に処理されることの羞恥心でさらに落ち込む。
介護される人、する人。お互いが相手を思いやること。親子ならなおさらだ。