(3)食品添加物への消極姿勢が社会的・経済的損失を生む

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「仮に無添加食品が安全で健康的といった間違った考えで、冷蔵庫にのみ頼るとしたら、それは電力のムダ遣いです。安全量の添加物を使用すれば、その分、電力を減らせます。しかも、電力のムダ遣いは地球環境を守るため温室効果ガス削減に努力する国際協調に水をさす行為でもあります」 実際、エネルギー起源の二酸化炭素は日本の温室効果ガスの9割を占めており、電力部門の割合は大きいことが知られている。

「保存料を使わないことが健康維持に役立つと科学的に証明されているなら、多くの電力を使ってでも冷蔵庫に頼るのもいいでしょう。しかし、それは証明されていません。安全な使用量の添加物で済むことを、地球の環境を脅かす温室効果ガスの増大を招いてまで冷蔵庫に頼る必要があるでしょうか」

 もちろん、長村教授は食品を長持ちさせるのに冷蔵なしの保存料のみでいい、と主張しているわけではない。

「保存料が添加されていない食品は停電が発生したときなど、常温に長く置かれれば食中毒のリスクが一気に高まります。そのことを考えれば、安全が確かめられた範囲内の保存料を使用して食品を長持ちさせることは明らかに社会的利益になります」

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