著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

後悔の少ない決断法「10─10─10ルール」…時間的な視点を持つ

公開日: 更新日:

 では、具体的にどのようなことをするのかですが、いたってシンプルです。何か決断をする前に、次の3つの時間軸で、その決断がどう影響するかを考えるだけです。

 ①10分後→その決断をした直後、自分はどう感じるだろう? 周りの人はどう反応するだろう? 

 ②10カ月後→少し時間がたって、その決断の結果が分かり始めた頃、自分はどう感じるだろう? 

 ③10年後→もっと長い時間がたって、その決断が自分の人生にどんな影響を与えているか、自分はどう評価するだろう?

 このように短中長期の視野で決断を考えてみるというわけです。

 例えば、「金欠だけど、ものすごく欲しい洋服があるから買いたい」という衝動に駆られているケースを考えてみましょう。10分後は、「買ったらとても満足感を得られるに違いない」と購入したことを肯定するような気分になると思います。しかし、10カ月後を想像すると、「また違う良い服が登場しているかもしれないのだから、今飛びつく意味があるのか……」と冷静になるのではないでしょうか。そして、10年後を考えると、「体重が変わって着られなくなるかもしれないし、趣味も変わっているかもしれない」と、まるで他人事のように想像することができてしまう──。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情