著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

いまだに残る「自己責任論」…病気になるのは「本人のせい」か

公開日: 更新日:

 交通事故の専門家によると、こういった「対向車や交通事情によらない、運転者の身体的急変による事故」は、自損事故の過半数を占めるようです。

 番組スタッフは頑張ったのでしょう。運転していた方が発信していた「ラーメンの食べ歩き」のブログが紹介されました。まるで事故はラーメンのせい!? こんなふうに番組は持っていきたかったのでしょう。毎度のテレビ番組のパターンです。

 ディレクターは何が何でも「事故に至った理由」を世間に提示したいのです。「大阪のうす味のラーメンでも、そればかり食べてると突然、死んでしまうんだよ! でもそんなことをしない皆さんは大丈夫、平和な一日をお過ごしください!」と提言したいのです。

 病気になるのは本人のせい! 自業自得だ!という発想が当時の社会の根底にあったように思います。

 ところで、御用会議であっさり「高額療養費補助制度」の給付の条件が改悪され、自己負担額が増額されそうになりました。これは、がんや病気で闘病している人の家計をむしばむ苛政に他なりません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    高額療養費制度があるから医療保険はいらない? 病院の窓口業務を行う筆者が実際に骨折して感じたこと

  3. 3

    高市早苗氏に経歴詐称疑惑…事務所が認めた!「議会立法調査官」は“造語”だった

  4. 4

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  5. 5

    高市首相は筋金入りの嘘つき! 経歴詐称疑惑で米下院関係者が決定的証言「インターンだった」SNSで猛拡散

  1. 6

    バナナマン日村が体調不良で休養するまでの“暴食・連食デイズ”と妻・神田愛花「お腹いっぱい食べさせる」の献身愛

  2. 7

    「2世タレント」がまた! 俳優の村上虹郎が交際女性への壮絶DVで書類送検…父親は村上淳、母親は歌手UA

  3. 8

    西武選手の希望が木端微塵! 本拠地「完全ドーム化」は事実上不可能…根性頼みで過酷な夏へ

  4. 9

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 10

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ