(2)代表的な5つの前立腺手術の方法…長所と短所

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 PULとWAVEは前立腺を切らないため、射精機能を温存できる可能性があると期待されています。体への負担も少ないとされていますが、現状では、年齢や持病の条件が整わなければ、保険適用外(自由診療)となることがあるのが悩ましいところです。

 こうして並べてみると分かるように、「一番優れている手術」ではなく、「人によって最適な手術が違う」というのが本当のところ。前立腺の大きさ、症状の程度、合併症の有無、そして「性機能を守りたいかどうか」など、優先したいことは人それぞれです。

 泌尿器科医の工藤大輔先生(八戸平和病院)もこう話します。

「前立腺肥大の手術は、それぞれ得意なところと注意点があります。患者さんが何を大切にしたいのかを、医師とよく相談して選ぶことが大切です」

 私が取材してきた中には、医師に勧められるまま手術を選び、後から「こんなに種類があったなんて知らなかった」と悔やむ男性もいました。決して医療が悪いのではなく、情報が届きにくいだけなのです。

 手術を検討する際、「尿が楽になればそれでいい」のか、「性やQOLも守りたい」のかを、自分の中で一度整理してみてください。何を優先したいかによって、選ぶ選択肢が変わってきます。 =つづく

(監修・工藤大輔医師=八戸平和病院 医療ライター・熊本美加)

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