(2)代表的な5つの前立腺手術の方法…長所と短所

公開日: 更新日:

 PULとWAVEは前立腺を切らないため、射精機能を温存できる可能性があると期待されています。体への負担も少ないとされていますが、現状では、年齢や持病の条件が整わなければ、保険適用外(自由診療)となることがあるのが悩ましいところです。

 こうして並べてみると分かるように、「一番優れている手術」ではなく、「人によって最適な手術が違う」というのが本当のところ。前立腺の大きさ、症状の程度、合併症の有無、そして「性機能を守りたいかどうか」など、優先したいことは人それぞれです。

 泌尿器科医の工藤大輔先生(八戸平和病院)もこう話します。

「前立腺肥大の手術は、それぞれ得意なところと注意点があります。患者さんが何を大切にしたいのかを、医師とよく相談して選ぶことが大切です」

 私が取材してきた中には、医師に勧められるまま手術を選び、後から「こんなに種類があったなんて知らなかった」と悔やむ男性もいました。決して医療が悪いのではなく、情報が届きにくいだけなのです。

 手術を検討する際、「尿が楽になればそれでいい」のか、「性やQOLも守りたい」のかを、自分の中で一度整理してみてください。何を優先したいかによって、選ぶ選択肢が変わってきます。 =つづく

(監修・工藤大輔医師=八戸平和病院 医療ライター・熊本美加)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    ドジャース西地区5連覇に29球団から怨嗟の声 「カネもアタマもあってズルまでしてりゃ勝って当然」

  3. 3

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  4. 4

    尾野真千子がNHK朝ドラ返り咲き! 沖縄と東京を行き来する「女優」と「女将」二刀流ワンダフルライフ

  5. 5

    ドジャースは“大谷抜きポストシーズン”を想定か…指定席「1番・DH」に21歳デポーラ

  1. 6

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  2. 7

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  3. 8

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  4. 9

    日本ハム新庄監督がソフトバンク3連覇の“MVP” 挑発ことごとく空回りで5勝18敗2分け、最後までVアシスト

  5. 10

    クレイジーケンバンド横山剣さん「年に関係なく、カッコいいものはカッコいいって思いますね」