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栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

「果物」の正しい食べ方…食べ過ぎは脂肪肝のリスクあり

公開日: 更新日:

 ショ糖はブドウ糖と果糖が1分子ずつ結合した二糖類、穀物などのでんぷんはブドウ糖が多数結びついた多糖類です。果糖は単糖類の糖質類で、これ以上分解されない最小単位なので、腸から素早く吸収されるという特徴があります。ショ糖は2回分解と合成されたのち、吸収されます。でんぷんは何度も分解・合成を繰り返してようやく吸収されます。その分、無駄が生じ吸収効率が悪くなります。

■動脈硬化や老化を促進

 ブドウ糖は血糖値を上げますが、果物の甘い成分である果糖は血糖値を上げることはないのです。果物を食べても糖尿病にはダイレクトにはなりません。

 ここに誤解が生じてしまいます。「糖尿病には低カロリーの果物がいい」と。

 しかし、果糖は単糖類であるがゆえ、分解される必要がないのでアッという間に肝臓へ流れ脂肪肝へ。脂肪肝で特徴的なインスリン抵抗性(インスリンの効き目が悪くなる)が起き、徐々に血糖値が上昇、ついには糖尿病へと陥ることになります。


 さらに、果物に含まれる果糖は、吸収されてダイレクトに血液中を流れ「糖化」という現象も引き起こします。糖化は糖質(特に果糖)とタンパク質が結合してコゲのような状態になり、その結果、終末糖化産物(AGE)が作られてしまうことをいいます。細胞や組織を変性させ、動脈硬化や老化などを促進させてしまうのです。

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