高齢者はガムを噛め? 健康寿命を延ばし認知や身体機能にも好影響

公開日: 更新日:

歯周病菌のなかには女性ホルモンを好み、その影響下で活動が活発になる病原菌が存在するからです。そのため、女性ホルモンの分泌が大きく変化する妊娠、出産期は注意が必要です。また、女性は男性に比べて唾液量が少ないため歯周病になりやすいことが知られています」

 更年期を迎える40代半ばから50代にかけては女性ホルモンが大幅に減少する。ならば、それ以降は歯周病リスクが低下しそうだが、そうではないという。

「体の中では絶えず古い骨を壊して新しい骨をつくる骨代謝が行われています。女性ホルモンには骨を壊す働きを抑える力があり、その力が弱まると骨がどんどん壊されて骨密度が低下する。更年期以降の女性が骨粗しょう症になりやすいのはこのためです。骨密度が低下すれば当然歯を支える歯槽骨がもろくなり、歯周病になりやすいうえ、重症化しやすくなるのです。また歯周病があると骨粗しょう症を進行させやすくなります」

 ガムに限らず健康のための行為はメリットとデメリットを両てんびんにかけて、メリットが大きいと判断したときにのみ行うことが大切だ。

 ガムはオーラルフレイル予防に有効だが、基本中の基本は、日常の食事で時間をかけてよく噛んで咀嚼することであることを忘れてはいけない。一口30回などといわれているが、食事中によく噛むことは、肥満防止や消化器の負担抑制効果もある。虫歯や歯肉炎の予防効果もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”