2、3月は血糖値が高い…冬の「乱視」には要注意 糖尿病網膜症を解説
とはいえ、これは糖尿病と診断され、治療にまじめに向き合っている人のケース。「オレは薬なんかに頼らず運動と食事で糖尿病を治す」と言って、これまで通りの生活習慣を続ける人にとって2、3月が危険な季節であることに変わりない。
■自覚症状が出る前に治療を
◆「なんとなく見えにくい」から始まる
糖尿病網膜症は、高血糖が続くことで網膜の細い血管が傷つき、出血やむくみを起こす病気。初期は痛みがなく、日常生活で気付きにくいが、患者が最初に感じる違和感には傾向がある。清澤院長は、視界のかすみ、細かい文字の見えにくさ、暗所での見えづらさ、黒い点や糸くずが浮かぶ飛蚊症などを挙げる。これらは一時的に改善することもあり、「疲れ」と誤解されやすいことが発見の遅れにつながる。
◆進行すると生活に大きな支障が出る
病気が進むと網膜の血管が詰まり、新生血管が生じる。これらはもろく破れやすいため、大きな出血を起こし、視界が急に暗くなる、カーテンがかかったように見えるといった症状が現れる。さらに進行すると網膜剥離を起こし、失明に至る危険もある。糖尿病網膜症は国内の中途失明原因の上位であり、早期発見が極めて重要だ。


















