著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

心臓外科手術をした患者は「スポーツ」をしてもいいのか?

公開日: 更新日:

 ただし、痛みを感じる患者もいるのでどうなのかと思いましたが、本人はいたって調子がいいようです。

 さて、心臓外科手術という胸の真ん中をかっさばく大手術の後、スポーツなんかやっていいんですか? と疑問に思う人も多いでしょう。私に言わせればそれは愚問です。やっていいに決まっています。ダメだというエビデンスはありません。

 人間には生きているその瞬間瞬間、楽しく自分らしく生きる権利があります。それに誰においてもスポーツは、可能性として体を痛めることがあるのは誰でも知っていることです。

 かつて日米大学野球の試合中、遊撃手から一塁への送球が一塁から走ってきた走者の頭部を直撃し、死亡する事故が起こりました。その選手のつけていた背番号は永久欠番になっています。まれですが、ラグビーの試合での脊髄損傷も聞く話です。ある意味、スポーツは常に命がけで行うものです。みんなそれを知って、体を鍛えています。特にラグビーでは、体力づくりは「ケガをしないように」を主眼に置いています。


 スポーツでは手術を受けていようが受けていまいが、命が奪われることもあるのです。中学3年生の時に人工弁の手術を受けて、その後、甲子園常連校に入学して3年間キャッチャーをやった患者さんもいました。私の自慢の患者さんです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗「橋本愛へのハラスメント」報道に猛反発…板挟みのフジテレビが抱えた厄介すぎる“爆弾”

  2. 2

    佐藤二朗「週刊文春」ハラスメント疑惑報道に猛反発の行方…スポンサー企業はCM差し替えに動くのか?

  3. 3

    佐藤二朗主演ドラマ「夫婦別姓刑事」苦戦で見えた“違和感”の正体…演技は魅力的なのにナゼ?

  4. 4

    福山雅治の“抱かれたい男”ぶりが主人公(唐沢寿明)より目立った

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    レイカーズ八村塁の去就を左右するレジェンドの退団 新天地で師弟コンビ再結成に現実味

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    「過去最強」「欧州組23人」のマヤカシ…欧州ビッグクラブ“主力ゼロ”で圧倒的に足りない個の実力

  4. 9

    阪神リリーフエース石井大智 アキレス腱断裂からの復帰は9~10月大型連戦に間に合うのか?

  5. 10

    亀梨和也と田中みな実ゴールインの祝福ムードと「熟女キラー」の過去…深田恭子の反応と胸中は