著者のコラム一覧
酒向正春ねりま健育会病院院長

愛媛大学医学部卒。日本リハビリテーション医学会・脳神経外科学会・脳卒中学会・認知症学会専門医。1987年に脳卒中治療を専門とする脳神経外科医になる。97~2000年に北欧で脳卒中病態生理学を研究。初台リハビリテーション病院脳卒中診療科長を務めた04年に脳科学リハビリ医へ転向。12年に副院長・回復期リハビリセンター長として世田谷記念病院を新設。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(第200回)で特集され、「攻めのリハビリ」が注目される。17年から大泉学園複合施設責任者・ねりま健育会病院院長を務める。著書に「患者の心がけ」(光文社新書)などがある。

松尾雄二さん(4)釜石時代は勤務中も体を鍛えた…ラグビーのための筋肉づくり

公開日: 更新日:

 ──今の目黒学院ですね。ラグビーで有名だったんですか?

「花園の全国高校大会では2年連続準優勝でした。北島監督が目黒高の梅木恒明監督の知り合いで、頼んでくれたんです。当時、ラグビー部員は全員、川崎市・新丸子の梅木監督の自宅を改造した合宿所に入って、練習漬けでした。朝は5時半から河原を走り、午後は明大グラウンドで練習です。合宿所に帰ったら倒れるように寝るだけ。短距離は遅かったけど、持久走には自信があったのに、もう、くたびれ果ててストッキングも脱がずに寝てました」

 ──その縁で、明大へ行かれるんですね。

「北島監督にお世話になっていましたから、もう当たり前という感じでしたね。特に勉強はしてませんが、入れる時代でした」

 ──大学ではスクラムハーフからスタンドオフに替わり、大活躍。その後、新日鉄釜石ですが、当時、新日鉄釜石は日本一になっていませんね。遠い岩手を選んだのはなぜですか?

「釜石市民全員がラグビーを応援しているんですね。その現場の熱さに驚きました。そして、釜石市民と一緒に優勝を目指したいと思ったんです。当時、釜石のラグビー部はほとんどが高卒で、大卒は1人しかいなかった。ラグビーの体って、ピークは25、26歳くらいなんですよ。高卒ではまだ体ができていない。そのうえ、実力があるのに、全国大会では力を出せない。都会に行くと緊張するっていうんです。しゃべらなくなるんです。遠征中に降りる駅を忘れて行方不明になったレギュラー選手もいたほどです」

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