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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

木元ゆうこさんはS状結腸に…大腸がん「左」は「右」より治りやすい

公開日: 更新日:

 さて、大腸は小腸に続いて肛門につながる臓器で、直腸と結腸を合わせたものです。部位によって予後に違いがあることが分かってきました。右側(上行結腸と横行結腸の3分の2)と左側(横行結腸の3分の1、下行結腸、S状結腸、直腸)で生存率に差があるのです。

 米カリフォルニア大などの研究チームは、右側の大腸がん患者293人と左側の大腸がん患者732人を比較。その結果、生存期間の中央値は左側が33.3カ月だったのに対し、右側は19.4カ月と大きな差がみられたのです。国内の研究結果も同様の傾向で、左側の生存期間は右側を約2年も上回る約3年でした。さらに国内外の15研究を総合的に分析した結果でも、右側は左側より治りにくいことが示されています。

 大腸がんは今後、部位によって治療法が変わるかもしれません。

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