米国では早期介入を承認も…TAVIの適応拡大はまだ慎重に考えるべき
TAVIが実施された495人、外科手術=大動脈弁置換術(SAVR)が実施された453人の患者さんを追跡し、7年後に生存していた671人のうち、心エコーによる評価が可能だった537人を比較して解析したところ、構造的弁劣化はTAVI群が7.3%、外科手術群が7.6%で、有意差は認められませんでした。また、人工弁不全は6.9%と7.5%、構造的弁劣化による人工弁不全も3.9%と5.3%で、同じく有意差はないという結果でした。
さらに、7年後に生存し人工弁不全を認めなかった患者さんの割合も、TAVIが73.4%、外科手術が74.8%と、ほぼ同等でした。なぜ7年後かという説明については明らかではありませんが、一般的な高齢者に対する生体弁での外科手術では耐久性が約15年という期間が知られていて、その折り返しになることからの7年という意味と、TAVIの初期適応だった80歳以上の平均余命が約7年(日本では約10年)だったことが要因と考えられます。
大規模調査により、7年という期間でもTAVIで使われる人工弁の耐久性に大きな問題はなく、外科手術と同等だとわかったことは大きな成果といえるでしょう。


















