「心臓年齢」を知って心臓の状態を把握し健康寿命を延ばす
一般的に、心臓年齢が実年齢より10歳以上高い場合、将来的に心不全や心筋梗塞などを発症するリスクが約2倍になる傾向があるとされています。心臓の老化とは、心筋の組織が硬くなり、ポンプとしての柔軟性や拡張性が低下して心機能が衰えた状態になっていることから判断されます。
心臓が老化すると、運動などによる血圧や脈拍の上昇で心臓に負荷をかけた時に、早い段階で心臓がへばって心機能が低下し始めます。若い世代では、もっと強い負荷をかけても心臓はずっと耐えられるのですが、心臓が老化していると、血管や心臓弁の不具合がなくても、ある時点からへばり出します。
そしてポンプ機能がうまく働かなくなってくると、心不全につながってしまうのです。とりわけ、生活習慣病をはじめ、低栄養やフレイルなど“健康ではない”状況が重なると、心不全を発症するポイントが早い方にずれてしまいます。
また、血管の柔軟性が低下する動脈硬化も老化のひとつです。動脈硬化は心筋梗塞を引き起こす最大の危険因子で、加齢のほか、高血圧、高血糖、高コレステロール、肥満といった生活習慣病や喫煙の習慣があると促進されます。冒頭で触れた心臓年齢を算出するツールでも、これらの数値が使われています。


















